マニックパニックプロジェクトに欠かせないパートナーである、アメリカ　T＆S社。SnookyとTishの姉妹が創設した　T＆S　は、「マニックパニック」のブランドのもと最先端のヘアカラーやコスメティック製品を提供し、数多くの熱狂的なファンを獲得しています。SnookyとTishは、N.Y.出身。子供のころからのパフォーマーで、1970年代にはロックグループ　”BLONDIE”のバックボーカリストをはじめ多くのステージで活躍しています。1977年、SnookyとTishがN.Y.のイーストビレッジに開店したパンクロックの古着専門店が、「マニックパニック」のはじまりでした。

26年ごのいま、「マニックパニック」のブランドはファッションからヘアカラー、コスメへと発展し、「マニックパニック」の名は全米から世界へと広がっています。
トリトリサイトでは、T＆Sの経営者の1人Snookyへのインタビューを中心に、アメリカの名だたるセレブを巻き込みダイナミックな成功を成し遂げた「マニックパニック」の歴史から、誕生秘話、製品づくりに込められた変わらぬ思い、そして日本のサロンやユーザーへのメッセージなど、はじめて明らかにされる貴重な情報を紹介しています。「マニックパニック」の奥深いスピリットに、是非ふれてください。そのメッセージは、あなたの生き方を、より自分らしく変えていくパワーを持っています。

「私たちのスタイルを、多くの人たちとわかちあいたい・・・
そんな思いが『マニックパニック』の始まりでした。」

■　1977年、SnookyさんとTishさんは「マニックパニックをどのような思いでスタートさせたのでしょうか？また、創業者初の思いは現在どんな形で生きていますか？

Snooky：70年代後半、私とTishはミュージシャンとしてステージに立っていました。一般的な音楽業界のラインとは異なる、ロックンロールやパンク、グラムロックといった個性的なスタイルで活動していたんです。そのころの私たちのファッションも、好きだった音楽やミュージシャンの影響を受けていました。例えばパンクバンドのラモーンズ、デビットボーイ、パンクの巨匠といわれたイギーポップ、マリリン・モンローなどの影響が大きかったですね。そんな私たちのスタイルとファッション、私たちが考えるかっこよさを多くの人たちとシュアしたくて、1977年にN.Y.のイーストビレッジ、セントマークスプレースにパンクロックの専門のリテールショップ（古着屋）を開店したのが「マニックパニック」のはじまりです。でも、当時のN.Y.はとても家賃が高く、古着だけの売上ではビジネスを続けるのは難しいことでした。ショップの家賃は250ドルでしたが、一日の売上がボタン2つだけ、なんて日もあったんですから（笑）。そこで、取り扱う商品をファッションからヘアーカラーやコスメなどへ広げ、通信販売などでより多くの人たちに販売するホールセール事業へとビジネスのスタイルを変えていきました。これが現在の「マニックパニック」です。
事業がヘアカラーやコスメに広がっていく中でも、「マニックパニック」では私たちが好きなファッションにあう製品しか創っていません。私たちが愛するスタイルを世界の人とわかちあいたい・・・
この考えは、現在でもしっかり生き続けています。