出産直後から娘の姿が醜いイグアナに見えてしまい、どうしても 
            愛することができない母親。 
            夫や周囲の人間にはかわいい女の子として認識され、写真にも 
              きちんと人間の姿で写るのだが、母親にはイグアナにしか見えなかった。 
            幼い頃から母に愛されず、「ブス」「グズ」と容姿や行動を 
              罵られながら育てられた娘は周囲にいる普通の『人間』と自分との 
              相違に苦しみ 
            「私は幸せになれないんだ」と思い込むようになる。 
            醜形恐怖症と親子の確執 
              結局死ぬまで娘を愛することができなかった母親と 
              母親に最後まで愛されず、自分は醜いと信じて疑わなかった娘 
              両者の苦悩を描いた作品です。            
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