No.3


小説タイトル

「イグアナの娘」

作者名:「萩尾 望都(ハギオ モト)」
概 要

出産直後から娘の姿が醜いイグアナに見えてしまい、どうしても
愛することができない母親。

夫や周囲の人間にはかわいい女の子として認識され、写真にも
きちんと人間の姿で写るのだが、母親にはイグアナにしか見えなかった。

幼い頃から母に愛されず、「ブス」「グズ」と容姿や行動を
罵られながら育てられた娘は周囲にいる普通の『人間』と自分との
相違に苦しみ

「私は幸せになれないんだ」と思い込むようになる。

醜形恐怖症と親子の確執
結局死ぬまで娘を愛することができなかった母親と
母親に最後まで愛されず、自分は醜いと信じて疑わなかった娘
両者の苦悩を描いた作品です。

 

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